思い出のご当地スーパー【千葉県】スーパー@ナリタヤ食彩館 安食店
- スーパーマーケット研究家・菅原佳己すがわらよしみ
- 2019年7月30日
- 読了時間: 3分
更新日:1月11日

ご当地スーパーの魅力は、地元の人々が毎日食べている飾らない日常食。
地元スーパーでは定番でも、他の地域から見てみたご当地食は、まさにお宝ぞろいです。
過去に訪れたご当地スーパーから、選りすぐりの名品、珍品を思い出プレイバック。
ディープなご当地スーパーの世界へ再び誘う「思い出のご当地スーパー」
千葉県 ご当地スーパー「ナリタヤ食彩館 安食(あじき)店」
千葉県印旛郡栄町安食2170-1
0476-95-2266
9:30~21:00
ナリタヤは、現社長・菊川一平さんが昭和52年に開店した「一平食堂」が前身。その2年後、食料品店を創業し、現在では県下にスーパーマーケット14店舗を展開します。安食店はその創業の地でもあり、本社事務所と同じ建物にあることから、最もナリタヤらしさを感じることができる店舗です。
安食店はとくに近隣に農家が多いため、農家自慢の農産物のほか、農産物を使った加工品を多く販売。一つ一つに生産者の顔写真と名前が表示されているので、地域では本気で「知り合いの農家がつくっている」、なんていうこともあるに違いないと思うのです。
銚子漁港など国内有数の水揚げを誇る県内産の魚介はもちろんですが、富津産の海苔の豊かさに驚かされます。都心に近くても、地域の味が色濃く残るご当地スーパーです。
ナリタヤ名物「一平ちゃん印 もつにんにく漬」一平食品 399円

パッケージには、今年ブレイクした「みんなで筋肉体操」を彷彿とさせる、鍛え上げた上腕二頭筋イケメン「一平ちゃん」。
しかし、この商品が誕生したのはずっと前。創業のころ、菊川一平さんが奥様と二人でつくりあげたオリジナル商品。
「もつのにんにく漬」は、このままおつまみとして食べられるだけでなく、なんと、野菜と炒めておかずにもなる優れものです。
今も大量生産できないため、「幻のPB」。そう、一平ちゃんは社長の分身なのです。
じゃ〜ん! 一平ちゃんご本人登場ー!!

2017年、一平ちゃんこと菊川一平社長とご対面の機会に恵まれました。創業者って、もっと年上の方かと勝手に思ってましたが実際はお若い社長さん。
「通販で買えないでしょうか?」と聞いて見ましたが、今も自分でつくっているので、地元の皆さんに食べていただく分だけしか生産できないとのこと。、保存料無添加でつくっていることもあり、やはり現地でのみ入手可能です。
ただし、地元の方のために、くれぐれも買い占めはおやめくださいますよう、お願いいたします。
知る人ぞ知る、海苔天国

江戸時代は、江戸の海苔消費を一手に引き受けていた一大産地だった千葉は、今も高級海苔の産地。千葉県民もよく海苔を食べます。この3商品は、いずれも千葉産の海苔を使用。左から「お雑煮薬味」は「千葉県産はばのり」使用のこれで1000円の超高級品。千葉市民の海苔にかける金額が国内で上位である理由がわかる商品です。千葉土産はピーナッツだけじゃありません。


あげづけだけじゃない! マツコさんがご飯3杯食べた「ぶっかけ漁師めし」

思い出しました! 2013年の「マツコの知らない世界」出演時に、マツコさんが気に入ったのは岐阜県高山の「あげづけ」だけじゃなかった! この千葉県産の「ぶっかけ漁師めし」でご飯3杯ペロリだったんです。
海苔好きの千葉出身者・マツコさんもうなるご飯用の、焼き海苔、青のり、鰹節のミックス海苔。お醤油をかけて召し上がれ。海苔の香りの良さで、マツコさんでなくとも3杯おかわりできそう。

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