ご当地スーパーの魅力は、地元の人々が毎日食べている飾らない日常食。
地元スーパーでは定番でも、他の地域から見てみたご当地食は、まさにお宝ぞろいです。
過去に訪れたご当地スーパーから、選りすぐりの名品、珍品を思い出プレイバック。
ディープなご当地スーパーの世界へ再び誘う、「思い出のご当地スーパーのページです。
長崎県 ご当地スーパー「エレナ上小島店」
長崎県長崎市上小島2-4-45
095-832-2882
9:00~22:00
中村食品ストアーとして昭和34年創業。当時の象のキャラクターから「エレファント」と「ナカムラ」で現在の「エレナ」となりました。現在は長崎県を中心40店舗以上のスーパーを展開。
上小島店は市街地からの上り坂途中に唐突に登場するため、入り損ね注意ですが、同じ坂の途中、私が訪れたお盆の時期はちょうど精霊流しのための華やかな精霊船を準備をする様子も見られましたので、そういう面からもご当地感が高いと思い、お勧めしています。
店でも、家でも「長崎ちゃんぽん」&「皿うどん」
長崎では、美味しいちゃんぽん専門店で食べることもあれば、スーパーで材料を揃えて家庭で調理して食べることも多い、生活に根付いたメニュー。だから、スーパーではうろんや焼きそばなどのチルド麺売り場に、ちゃんぽん麺、ちゃんぽんスープ、それからピンクやグリーンに色づけされたちゃんぽん専用の蒲鉾がお隣どうしで売られていて便利。白濁した豚骨スープが、お湯で溶かすだけなのにコクがあって美味しいんです。
ちなみに皿うどんの具もちゃんぽんとほぼ同じでとろみがついており、食べる前にウスターソースや酢をかけるのが地元流。
麦味噌の甘みと「坊やの変わりゆく顔色」に注目
島原の子守みそ(子守食品)は、長崎を代表する麦味噌です。発売以来60年近い超ロングセラー。地元では知らぬ者はいない「子守」の女の子と坊やの絵。麦粒の位置によって日々刻々と変わる2人の表情が、なんとも毎日楽しみなんです。今日は、坊やがちょっぴりやつれ気味。しかし、飲めばこちらは元気一杯、昆布、鰹、いりこなどのだしで、美味しい味噌汁をどうぞ。
ビバ!端っこ!! 五島うどんより手延べふしめん
釜揚げしてあごだしにつけて食べる「地獄だき」がとても有名な五島うどん。手延べでコシが強いのが特徴ですが、その製造過程で出てしまう棒に引っ掛ける端っこの部分は「ふし」と呼ばれ、日常のお味噌汁の具として大人気。五島名産手延べふしめん(浜崎製麺所)は、市内のスーパーではむしろ本体よりも日常使いに便利です。
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